***** 今持っている資源を使って (2009年1月) *****
 

皆様、こんにちは。
もう2月ですが、これが今年初めての報告メールで、まだ新年のご挨拶をしていませんでした。
どうぞ今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
日本は真冬でかなり寒い頃でしょうか。
こちらも最近は雨期のせいで結構寒い日がありますが、それでもセーターを着てまだ寒い、といったレベル。年間を通しての寒暖の差が日本のように激しくないことは、変温動物の(?)私にはとてもありがたいです。
また、労働許可がぶじ発行されることが決まり、とりあえずほっとしています。
 

■ この月の活動と報告 ■

 ムコノ・ミソンバ地域では昨年9月ごろから、現在使われていない土地を里子一人ひとりが活用して、何らかの作物を育てることを推奨しています。このやり方の良いところは、まず今彼ら自身が持っている現地の資源に目を向けて活用できること、また里子たちが自分の手で作物を育てることによって、農業技術を身につけられ、かつ達成感と喜びを覚えられること、しかもそれらによって直接自分たちの生活の必要を支えられることなどです。(実際はうまく進めないと、良くない効果を生みかねない難しい部分もあるのですが、今回は省略します。)
 家庭訪問の際に、何軒かの里子が自分の畑と作物を見せてくれました。子どもたちがそれを楽しみ、また自分の成している働きを誇りに思っている様子が伝わってきて、嬉しく想いました。


私の畑と私のバナナの木!

 地方での児童教育における大人たちの葛藤の一つは、子どもが十分教育を受けると地方を離れて都会に出ていき、 村に若者が減って過疎化が進みかねないことです。この痛みは日本の農村地域の方もわかるかもしれません。
でも、もし今回の取り組みを通して、里子たちが農業に楽しさを覚え、 将来このムコノにいながらより良い農業の取り組みをしてくれる子が出て来てくれたら、 この上なく嬉しいことです。


 ■ 覚えて欲しいこと(お祈りの課題) ■

† 人々の目がますます自分の持っている資源に向けられ、それらを用いながら全人的必要を満たしていけますように
† FHウガンダの最高責任者(カントリーディレクター)が変わります。キリストの似姿を生きる最善の人が与えられ、FHウガンダの働きが、地域に真の益をもたらすものとなるように
† 私の今後の働き方の可能性も、いろいろ変化しつつあります。み心にかなった形へと導かれますように
† 私自身の働きのあらゆる必要、霊肉心身すべての健康の支え
† 朝夷佳光スタッフ、日本にいる私の家族の全人的健康の支え

 
私たちは、経済的に貧しい人に限らず、自分が今持っている資源に目を留めずに、持っていない別のものばかりを求めてしまいがちです。
でも、ウガンダの人たちから、このように持っているものを用いて目の前の苦境を打破していく生き方を見習っていければ、と想います。

この新しい年、私たちの目が自分の持っているものに向けて開かれ、私たちの日々が全人格的により豊かなものとなりますように!

共によりよく生きる一歩 (2009年2月)

** 真珠捜しの近況 **

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