***** がんばれカトちゃん! (2008年11月) *****
皆様、こんにちは。
早いもので、もうクリスマスが近づいてきました。いかがお過ごしですか。
日本は師走というだけあって、とても忙しい時期かもしれませんね。
こちらは雨が減って気温が高くなったせいなのか、ふとした隙にしょっちゅう食べ物に赤アリがたかっているのを見つけて、愕然としています。
(アリ害とでも言うべきでしょうか?全然アリがたいことではありません・・・)
■ 11月の活動と報告 ■
1. アプローチはさまざま
今後の展開調査の一環で、アフリカ向けに開発された陸稲栽培に関するトレーニングに参加しました。
その内容は割愛しますが、帰り道に他の参加者たちと話していて、「貧しい人たちが自分たちで稼げるように助けていきたい」という点で意気投合した人たちがいました。
1人は非営利目的の有限会社で働いている人。もう1人はウガンダ国内のNGO活動をとりまとめていて、その会社の働きを高く評価して協働しています。
彼らはウガンダのNGOの働き方が人にモノを与えるばかりであることに疑問を持ち、貧しい人たちが自然資源を活用して商業を展開できるように、人々自身に自らの強みや課題などを分析させて、資源管理・市場展開など、彼らの強化すべき点を捉えて助けているとのこと。
一般の会社や政府を相手にすることもあれば、NGOや国連団体と協働して、必要ある人たちにアプローチしてもいるそう。
うちの事務所から歩ける範囲にその会社があるので、一度プレゼンを聞きに行ったところ、なかなか興味深い内容でした。
人々の必要に届くためのアプローチは様々ですが、このような共感できるアプローチをしているウガンダ人たちと思いがけないところで出会えて嬉しく想いました。
2.がんばれカトちゃん!
ムコノの事務所に来て、夜遅くまで勉強をしている子たちがいます。家はスペース、電気、机など、勉強するための環境が整っていないので、事務所で勉強しているのです。その中でも特に熱心に勉強している男の子の名前は「カト」。世界里親会のプログラムで、日本の里親さんに支えられて、学校に行き続けている里子の一人です。
実はカトちゃんとの出会いは2年以上前、エチオピアからヘルプで来た2006年夏のウガンダワークキャンプ。名前が日本人みたいなのと彼自身の楽しいキャラクターで、カトちゃんは日本人キャンパーの間でも一躍人気者。一番印象に残った子でした。
2006年ワークキャンプ時のカトちゃん(緑色のTシャツの子がカトちゃん。2年前レターにも載せた写真です)
2008年現在のカトちゃん(一番左。ピンク色のシャツは小学校の制服です)
■ 覚えて欲しいこと(お祈りの課題) ■
† 経済的に困難を覚えている人たちを最も良い形で助けるため、FHウガンダ、JIFH(日本国際飢餓対策機構)、そして私自身の働き方がみ心の形へと導かれますように
† 世界里親会のプログラムで日本の里親さんたちに支えられている里子及びその家族皆の学びや生活すべての祝福と導きのため
† 私の働きの あらゆる必要の備え(特に発行が遅れている労働許可、霊肉心身すべての健康の支え)
† 朝夷佳光スタッフ、日本にいる私の家族の全人的健康の支え
実際は仕事の進め方において悩むことが多く、精神的に殊更厳しさを感じる月でしたが、他方で自分の努力とは無関係に備えられた思いがけない出会いに励まされた月でもありました。