***** 今の方がずっといい (2007年4月) *****
 

皆様、こんにちは。いかがお過ごしですか。
過ごしやすい季節になってきましたが、今はちょうどGW明けで、通常生活への復帰が辛い頃かもしれませんね。
 

■ 先月の活動と報告 ■

1.今の方がずっといい

 川崎中ロータリークラブの皆様より、サシガの小学校とジジガのインマヌエル小学校に、机・椅子、スポーツ用具などが寄贈されました。これらのものが用いられ、彼らが良い教育を受けて希望に満ちた将来を築き上げていけるようにと、小学校の寄贈式に高橋ゆかりスタッフとエチオピア人スタッフが出席して下さいました。


インマヌエル小学校での寄贈式

 また、エイズプロジェクトで支援してきた80家族の様子もわかりました。
66人の家長が新しい仕事を始めたそうで、多くの方が既に仕事を軌道にのせている様子。20家庭を訪問し、感想を聞いたところ、「以前(月々生活支援を受けていた頃)よりも今のほうがずっといい」と答えた方が何人もいました。
18歳のクブル・エンダーレは、学校に行きながら空いた時間でビデオショップを始めました。支援時の生活費水準は月に60ブル(約800円)でしたが、今は月500ブル(約6,700円)を自分で稼いでいます。将来はもっと店を大きくしたい、と語っていたクブル。その素晴らしい商才と、困難の中で希望に満ちて生きる底力に、心から敬服します。


クブルとビデオショップ

 私は、数年経った頃には『あぁ、FHIの支援が終わった時は辛かったけど、こうやって自分の手で稼いで生活できて、この方がよかったよ。』と言ってもらえると期待してはいましたが、まだ4ヶ月しか経っていない時点でこんなに良い結果と反応を得られ、本当に嬉しく、また大変驚きました。ジジガのプロジェクトで確かに人が育っていたことを、改めて神さまと支援者の皆様に心から感謝しています。
 
2.取り去られたもの

 私自身の体調は、残念ながらあまり思わしくない月でした。
これまで症状は全身のだるさだけでしたが、下腹部に痛みを生じるようになり、このまま手術をしないでエチオピアに戻ろうとしていた予定に待ったをかけられた気がして、予定を再考中です。
私は卵巣嚢腫が自然になくなってくれたら、と期待していましたが、なくなったのは嚢腫ではなく、私の中にあった手術への強烈な抵抗感でした。複数の医師や多くの友の薦めもあり、今は6月に手術をする方向で祈りつつ備えています。
予定外の展開でエチオピアに戻る日などまだ先は見えませんが、心に平安があることが何よりも感謝です。
 

 ■ 覚えて欲しいこと(お祈りの課題) ■

● ジジガの孤児・養育者・地域の人たちが皆、より一層前向きに生きていけますように。
● ソマリアにおける戦闘・混乱が一日も早く平和的解決を迎えられますように。ソマリアとエチオピア、イスラム教徒とキリスト教徒の関係回復のため。ソマリ州、ジジガの平和と安全の守りのため。(ソマリ州で死者が出る爆破事件などが起こり、治安が悪化しています)
● 日本での私の治療と回復の導きのため。その後の働きも最善の形で導かれますように。
● エチオピアで私のなすべき分も労して下さっている高橋ゆかりスタッフが霊肉共に支えられますように。家族のあらゆる面での支えと導きのため。
 

 皆様にとっても期待通りにならないことがたくさんあるかもしれませんね。
その中でもいつも皆様の心に平安と希望がありますように、心から祈りつつ。 

練られた品性のために (2007年5月)

** 平安をあなたに **

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