☆☆ おかえりなさい! ☆☆

A晴さんはもとヤクザ。
教会でも信仰の強い元気なみんなと一緒に行動しながらも、牧師を通しての救いの招きにも
「俺は酒もたばこもギャンブルも止められないような人間だからだめ」
なんて言ってしまう兄弟。
(ほんとはそれでも神様は愛してくれてるのにね。)
とにかく とっても心の優しい気が小さい人。
 
ところがある頃から教会にめっきり顔を出さなくなってしまった。
彼は、かつての癖がでてきたらしく、教会に来る人たちを恐喝しはじめたらしい。
つい最近まで一緒に 神様を讃美し 楽しくやってきた仲間だったのに・・・

恐喝された兄弟と共に、彼がまた神様のもとに帰ってくるようにと、祈った。
恐喝をしたA晴さんの罪をも赦し、彼を心から愛せるように、とも。

数ヶ月が経ち、クリスマスも近づいたゴスペルアワーの最中、エレクトーンを弾きながら私は
「今度A晴さんにお手紙を書いて、渡してもらおう」と考えていた。
その讃美の曲が終わり、ふと横を見ると、なんと!そこにはA晴さんが座っていたのです!
なんという喜び、なんという感動でしょう!

ルカの福音書15章で、イエスさまは あらゆるたとえを用いて、失われた者が帰ってきた喜びを表現しています。
そのみ言葉通り、A晴さんが帰ってきて、天国には 神様とみ使いたちの 喜びが 沸き起こったことでしょう!

そして、私たちが迷い出てしまった時も、やはり 神様は
私たちが自分の意志で神様のもとを選び取って帰って来るのを
ずっと ず〜っと あきらめることなく 待っておられるのでしょうね。

 

NEXT(待ちかねた来会者)

寿の風景画へ戻る

inserted by FC2 system