ダイエットの心
私の母は痩せていてきれいだ、といつも思ってた。
背は
今思うと、それは母が入退院を繰り返す病人だったから。
だけど背の低い私が母の体重を越えた時から、私は自分がデブで醜いと思うようになって、
高校生の頃はいつもダイエットをしていた。
薬を飲んだり、絶食をしたり、無理な運動をしたり。
あらゆる事をして一時は痩せても、リバウンドでまた太る。
ダイエットをすればするほど、哀しい事にかえって太っていった。
それをみっともないと思って、またダイエットをする。悪循環を繰り返した。
なぜダイエットをしていたのか。
それは、太った自分は醜く、人間としての価値がない、と思っていたから。
でも・・・
次第に、身体は痩せないのに、心は痩せ細っていく自分に気が付いた。
太っていても心の美しい人はいっぱいいる。
神様は、太っている私は価値がない、なんて言わなかった。
このままの私を愛してくれてる。
私もこの自分を愛せるようになろう。
そう思って、ダイエットをやめた。
それからの私は、ちょっとずつ自分らしく生きられるようになりました。
20歳を過ぎたら、何もしなくても体重は減り始め、今ではあの頃より
あの頃の私のように、今の自分を受け入れられない方がもしこれを読んだら、
どうか見かけの自分にこだわらないで、ありのままの自分で生き生きとしていけるように、
自分自身を愛してあげて欲しいです。
あなたを形造り、命を与えた神様は
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