☆☆ クリスマスの感動 ☆☆

彼らにあげたいのは 上から見下したような 同情のお恵みなんかじゃなく
彼らに喜んでもらえるプレゼントを送って、一緒にケーキなんか食べたりしたいんだ。
そして、愛する彼らのために来られたイエスさまを知って欲しいんだ。

そんな想いを持って、夜中に地下道へビラ配りに行ったり、プレゼントの準備をしたりしました。
プレゼントは、名づけて「全身暖めグッズ」!
ニットの帽子と軍手、軍足(作業用の靴下)、シャツとパンツ(上着は拾って
これるけど下着は買わなきゃ手に入らないから)、カイロ、タオル、そしてトラクト(小冊子)。
クリスマスの柄の袋を開いたら 真っ先に「かけがえのないあなたへ」というトラクトの文字が
目に入るよう、一つ一つを詰めていく作業は、とても楽しくわくわくするものでした。

クリスマスパーティーの日、70名ほどのホームレスの方たちが集まりました。
私の証しにさえも一緒に涙を流して聞いてくれる人たち、
メッセージに真剣に聞き入る人たち、
福音を受け入れ「ハレルヤ!」と叫ぶ人たち・・・
みんなの心がイエスさまの愛に向いている、その驚くべき一時を
この感動を私は忘れられません。

その後プレゼントを渡し、お弁当とサンタのローソクがのったケーキをみんなで食べ
何人かと交わりを持ち、素晴らしいクリスマスをお祝いすることができました。

クリスマスが終ってからも、毎日帰り道にあう何人かと話したりするうち、
教会に来るようになり、救いを受け入れて洗礼を受ける人も出てきました。
今この教会に居なくても、この先自殺しようとした時に思いとどまる方も
いつか神様の愛を求めて どこかで出会える人もいることでしょう。
あのクリスマスは種まきの1つであって、この寿町には、
そして この世の中には たくさんの 救われるべき魂が
実りの収穫の時を待っているのですから。

 

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